軽井沢スキーバス転落大事故一周年の現場で見た違和感
警察正常化協議会(警正協 けいせいきょう KSK)代表 大河原宗平報告
軽井沢スキーバス転落大事故発生から一年目に当たる平成29年1月15日(日)午前1時55分、私も軽井沢の事故現場に居た。
駐車場に止まっている車は殆どが報道陣だけだった。
報道関係者が「貸し切り状態」でタクシーを待たせたままという、金のかけ振りにもどうしたものかと思えた。
私・大河原宗平も事故現場を慰霊
きっと午前1時55分には多くの人が慰霊に集まることと思い、私は邪魔にならないように午前1時に事故現場で15本の短いお線香をあげてひっそりと慰霊した。勿論燃え残りは残さず持ち帰り別の灰皿に始末した。
現場には40~50人を数える報道陣が防寒着に身を包み待機していた。
事故発生一年目の慰霊の状況などはこの報道陣がそれぞれ詳細に報道するので私が報告するまでもない。
現場で見た違和感のある動きをする人物
ただ、その現場で私には予想もつかなかった違和感を覚える事実があった。それは「報道陣を取り仕切る一人の女性 これを①」と制帽を被らないで「NAGANA
POLICE」とプリントされた夜光チョッキを着た「警察官だと思える男性 同②」、警察だと言って人を押し退けて進む「ニット帽の男性 同③」、前記2名と仲良く会話する「男性 同④」この(①~④の)4人の動きがとても目障りで印象に残った。
いったいこの連中は何者なのだろうか?
ビデオ映像を撮影した写真を添付してみる。ピンボケはご容赦。
結論から言うと、この四人は、「事故バスに乗っていただろうと思える男性三人をエスコートして、マスコミに囲み取材を受けさせ、その後、二台の自動車に分乗させて同一行動で事故現場を後にした」ことだ。
警察はあくまでも「中立の立場」だろう
特記すべきは ①の女性は報道陣に対して徹底的に主導権を持っていた。「フラッシュは炊くな。顔を映すな。名前を聞くな。」等々。
②のチョッキ男性は、「取材を受けた二人(一人はもう一台の方に乗り換えた)や①の女性を乗せた車両を運転して立ち去った。
②の男性が運転したのは「警察とは書いてない車両」であった。
現在警察はこのバス転落事故の原因を究明中で、間もなく「被疑者」とされた人物を「書類送検」すると報道されている。それは捜査の順番として当然だ。
その警察。 例えばこの②の男性が「警察官」だとしたら、囲み取材を受けた男性三人の内二人を乗せた自動車を運転してやってはマズイだろうと思えてならない。
その理由は、簡単。「警察はあくまでも中立の立場でなければならない」であるからだ。
②の男性が運転した自動車の後ろには、もう一台あった「三人中の一人が乗り移った自動車」があり、同時に現場近くの駐車場を後にして同一行動で長野方面に立ち去った。
「囲み取材を受けた男性三人」が事故バスに乗っていて負傷した「交通事故の被害者」だとしたら、一応の事情聴取を終わったら、「被疑者」を送致(送検)して、事故捜査が警察の手を離れ、裁判が終わって「有罪・無罪」の結論が出るまで「被疑者・被害者」のどちらにも関与しては、「警察の中立性」が保障されなくなるのではないだろうか。
警察の捜査は「被疑者(後の被告人)の有罪が目的」であることは間違いない。
その一方である「被害者をいつまでも警察の手のうちに入れておいて、裁判で被疑者を有罪に導く証言をさせようとしている」と思われても仕方がないのではないだろうか?
もしも、一周年の慰霊現場で「被害者に対する報道陣の取材」が予想されるなら「捜査機関たる警察は前面に出ないで、弁護士なり家族なりが対応すればよいことではないだろうか。少なくともこの三人は「大学生」であろうと思う。
警察正常化活動の立場として
警察の正常化活動をしている「警察正常化協議会 代表」の私としては、前記①~④の中に一人でも警察関係者がいて、車両も警察所有だとしたら、現在捜査を進行中の「交通死傷事故捜査」の中立性を大いに疑わなければならない。
被疑者となる方の肩を持つ訳では決してない。あくまでも事実・真実の解明が望まれる。
そういう意味で、大事故から一周年目を迎えた慰霊現場でとんでもない事実を見てしまった。
それではピンボケ写真を4枚程ご覧ください。
大河原宗平の連絡先
携 帯 090-4725-9006