2018年10月
2018年(平成30年)9月23日投開票の館林市議選でみえた不誠実
2018年(平成30年)9月23日投開票の館林市議選でみえた不誠実
私は今回の館林市議選に大きな興味を持っていた。
そこで投開票所での「選挙管理委員」や開票作業をする「市職員」の態度をしっかりと見ておきたかったからだ。
開票は午後9時からだと前日の新聞で確認していたので 開票時間前に机の配置や会場の雰囲気を把握しておくために 午後6時20分頃「城沼総合体育館」へ連れと2人で行ってみた。
既に暗くなっていたので建物全体像は確認できなかったが大きな建物であることはわかった。
1階の事務所で開票作業場を確認すると「外階段から2階へ上がってください」と案内された。外階段から2階へ上がってみると右側出入り口の内側に「開票即票公開用」のホワイトボードが設置されていてここが開票所だと確認できた。だがフロアは閉ざされており開票作業場の雰囲気は確認できない。
市職員らしき3~4名がうろうろしていたので「開票所を見せてください」と申し入れると「8時まで投票しているので まだ見られません」と入場を断られた。<不誠実 その1>
それならば時間調整をしてから再度来てみよう と考え 市内や同所の駐車場で時間調整をして午後8時50分に再度来ることとして2階から外階段を半分ほど降りた。すると一人の一見30代と見える男性が四角形の「投票箱」と判断できる箱を片手で軽々しく持って階段を駆け上がってきた。腕時計で時間を確認すると6時28分だった。
咄嗟に「期日前投票箱だ」と判断できた。
私 :それは投票箱かい?
男性:そうです。
私 :期日前投票箱か?
男性:そうです。
私 :あなたは選挙管理委員ですか?
男性:いえ。市役所職員です。
私 :選挙管理委員はいないのか?
男性:いません。市役所職員がやっています(「運んでいます」の意味だと理解した)。
私 :ここの選挙管理委員も市役所職員に任せきりで全く選挙を管理していないのですね。
男性:私たちが任されています。
私 :期日前投票箱こそ 告示日以降の投票用紙を市役所で管理しているのだから不正の温床になっているということを全く気付いていない無能な選挙管理委員はどこも一緒だね(高崎市の選挙管理委員も投票箱が開封されて投票用紙を数え始めると選挙管理委員会事務局長(総務部長)に案内されて開票所を後にしてどこかへ消えてしまう事実を知っていたからそのように思ったわけだ。)。
との会話を交わして投票箱を持った男性とすれ違いに 私達は階段を下りて
駐車場へと向かった。<不誠実 その2>
午後8時の随分前から同体育館の駐車場で待機していると 軽トラックやワゴン車などが慌ただしく同体育館駐車場に乗り付けてくる。様相は青色のポロシャツを着て首にタオルをかけており「選挙事務所の運動員か?」と思わせる人物が数人づつ談笑しながら体育館方向へ歩いていく。
「館林の選挙陣営は熱心だ。」(高崎市の場合だと選挙速報を先取りしたいマスコミがいただけだったので)そう思ってしまった。
午後8時50分になったので車から降りて開票所へ行ってみた。1分もかからなかっただろう。
今度は2階のフロア入り口がオープンになっており 開票所の雰囲気は見えた。先程らい会場に入った「青色のポロシャツ姿」の者が開票台を取り囲んでいた。(ああ こいつらは市役所職員だったのか。それにしても暗がりの駐車場を談笑しながら歩く姿は品がなかった。これが市役所職員の本性だと再認識できた。どこもこんな職員の給料を払うために税金を納めているのかとがっかりし直した。)
さて2階から3階に上がろうとすると1人の男性が「名前と住所を書いてください」と言ってきた。
「開票作業を見るのに名前はいらないだろう。個人情報だ」と記名を拒否して3階へ上がろうとすると 体でこれを阻止してきた。<不誠実 その3>
「市役所職員に対する公務執行妨害だ」と現行犯人逮捕されては困るので押し問答には参加せず 開いているドアから2階の雰囲気を目視した。
選管事務局に配置されている市役所職員だと思われる者が「9時になったら鍵を開けて・・・」などと発言している。
会場には時報が流されていた。
私が会場内の様子をうかがっていると 私に「名前と住所を書いてください」と言ってきた男性は 私の連れに「名前を書いてくれ」と迫っている。
私は抗議した。「連れは女性だ。そんなに近寄るな・・・セクハラじゃないか」と。
男性職員は連れの女性から離れた。
直に2階フロアから40台半ばと見える男性が「このドアを閉めます」と遮断した。<不誠実 その4>
ここも実力で開けるわけには行かず 開票作業の観覧を諦めた。
でも癪だから 私に「名前と住所を書いてください」と言った職員だけは確認しておこうと考え 名前を聞いた。
「安全安心課(と言ったと思うが違うかもしれない)の 津久井」と名札を見せながら言ったと思う。
「津久井」だけじゃあ 特定にならないので 下の名前を聞いた。
「紀行(のりゆき)」と聞こえた。
津久井は続けた。「館林市に住所があって有権者じゃないと観覧できません」と。
私は「何だい。結果的に高崎市と書いたら入れなかったんじゃないか。」心の中で思った。
最初から「館林市に住所があって有権者じゃないと観覧できません」と言えばよかったのに。<不誠実 その5>
ところで この「館林市議会議員選挙」は投票者数より投票された投票用紙が「1枚多かった」と報じられる事態になった。
私が思った通り「何らかの不正が行われた可能性が高い」と指摘したい。
だから私は開票作業をこの目で観覧するとともにビデオに録画しておきたかったのだ。
その理由は2つある。
1つ目は「期日前投票の票のさし替えをやる可能性」だ。
2つ目は「開票作業に当たる市役所職員が票の入れ替えをする可能性」だ。
前提として投票用紙は有権者数以上の投票用紙が印刷される。
投票率はよく行っても「50%」だろう。
そうすると選挙が終わっても投票されない白票が 選挙管理委員会に有権者数の半分が残ることは疑いのない事実だ。
それから選挙管理委員会事務局職員を始めとする「市役所職員」は「病気その他で 絶対に投票しない(可能性が高い)人を知っている」 ことも事実。
過去の選挙の投票状況をみれば「この人は絶対に投票所に来ない人」というのが把握できるのだ。
これらを前提とすると「選挙管理委員会事務局職員を含む市役所職員」が投票された票の「不正さし替え」や「不正入れ替え」を働くことが可能なのだ。
であるから「期日前投票をしてはいけないこと」と「当日の開票作業をしっかり監視しなければいけないこと」が必要になってくるのだ。
それでは「1つ目」の「期日前投票の票のさし替えをやる可能性」を指摘してみましょう。
期日前投票は告示の翌日から本投票日前日まで定められた「期日前投票所」で行われる。昔は「不在者投票」と言っていたが いつからか「不在者投票」と区別されて「期日前投票」と呼ばれるようになったらしい。
この「期日前投票」の投票箱の管理に問題があるのだ。
毎日の投票が締め切られると 形ばかりに立会った選挙管理委員が封印して帰る。
しかしこんな封印は「紙」だ。張り替えて保管してある市役所内の選挙管理委員会事務局に保管されている「判子」押せば証拠は隠滅される。
問題は「期日前投票箱」にかけられている「鍵」だ。
この「鍵」を開ける「キー」を誰が持っているのだろうか?
ソロソロお気付きでしょうか?
この「キー」こそ 市役所内の選挙管理委員会事務局の(市役所)職員が持っているのです。
市役所行政に何かと クレームをつける 「市議になってもらっては困る候補者の票を 夜間 密かに「さし替え作業をやる」のです。
繰り返しになるが「半分は投票されない白紙の投票用紙」が「市役所内の選挙管理委員会事務局の市役所職員の手の中」にあるのだから簡単にできる作業なのである。
もしも館林市の選挙管理委員が「それは絶対にない」と証明できるのならば 選挙管理委員全員が期日前投票期間の全部の時間に投票箱から離れなかったことを証明したらいいでしょう。
これは 私が鹿児島県の阿久根市役所の選挙管理委員会事務局長をした経験から明言できることであります。
2つ目の「開票作業に当たる市役所職員が票の入れ替えをする可能性」について説明いたしましょう。
これは「開票所の開票作業」で行われる「不正」です。行う目的は 前と同じで市議になってもらっては困る候補者の票を 密かに「入れ替える作業」です。
手法は至る場所で可能です。
例えば 予め「票の入れ替え役」を決めておき または 自ら「票の入れ替え役」になり
開票台で候補者別に票を仕分けする段階で予め自分のポケットに入れておいた「入れ替え票」を投票箱から出された「落としたい候補者の票と入れ替えるの」
です。
票の枚数は「100票」がやり易いです。
この段階で誰かが「100票減って」 誰かが「100票増える」のです。
#日本一 ズル林だってさ~ (夏の最高気温 ずるばやし・・・)
<追記>これに対して 館林市選挙管理委員会 委員長 寺田幸次氏は 平成30年9月28日
付け「市議会議長選挙における投票数の誤りについて(報告)」なる文書(下記に全文転記)で「発生原因の特定は困難」としているが 開票時に1票多く投函されていたことが判明しているにもかかわらず 原因究明をせずに 投票用紙を封印してしまったことも明記している。
選挙管理委員という立場と責任を全く放棄して「封印してしまった」のであり 危機感というものを持ち合わせていない選挙管理委員に開いた口が塞がらない。
それでは報告書の全文(転記)を お読みください。
平成30年9月28日
関係者各位
館林市選挙管理委員会
委員長 寺田幸次 印
市議会議長選挙における投票数の誤りについて(報告)
平成30年9月23日執行の館林市議会議員選挙において、投票数が投票者数を1票上回る事態が発生いたしました。立候補者をはじめとする関係者のの皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことに対し、深くお詫び申しあげます。
このことにより、選挙結巣に影響が及ぶものではございませんが、選挙管理委員会として厳粛に受け止め、再発防止に努める所存でございますので、よろしくお願い申しあげます。
また、発生原因について調査を行いましたので、その結果を下記のとおりご報告いたします。
記
1 調査方法及び結果
各投票所(含期日前投票所)においても使用されずに返却された投票用紙について、計数機で数え直し、投票録等の書類と照合したところ、誤りは発見されませんでした。
2 考 察
上記の調査により、誤りは各投票所ではなく、開票所において発生した可能性が高いとの結論に至りました。
開票所における発生原因として考えられる主な作業は以下のとおりです。
① 計数機による票の係数誤り(計数機の不具合)
②100票未満の投票用紙の付箋への票数の記入誤り
③ 審査を経由した投票用紙の付箋への票数の記入誤り
④ 計算システムへの票数の入力誤り
なお、投票された投票用紙は、梱包し、開票管理者及び開票立会人の印で封印されており、異議申立て等相当な理由がなければ封印を解き確認することはできないことから、これ以上の発生原因の特定は、困難な状況にあります。