デタラメな 退職時の 名誉昇任・一日だけで階級 

 

群馬県警察の 「名誉昇任」って知っていますか??

内部的には 「特例選考昇任」とも言っているようですが・・・

 

退職日の「たった 一日だけで一階級特進させる」ことです

殉職で 「二階級特進」というのは よく耳にしていると思いますが。 

 

皆様は 新聞紙上等で 毎年「春・秋の叙勲」記事を目にしていると思います

 警視正でも その上の 警視長に

ここでは 群馬県警察の 警察官であった「元警察官」が勲章を受ける(叙勲)ことだけを テーマにいたします

 

平の警察官だったものが 春・秋に 「危険業務従事者叙勲受章者」として顔写真付きで 叙勲の喜びコメントが 大々的に新聞紙上で報道されていることに お気付きのことと思います

 

この記事で 私が 特に違和感を持つのが 報道されている階級のこと です

 

「元警部」とか 「元警視」 「元警視正」 稀に「元警視長」と階級が披露されています

 

この階級は 全くの出鱈目で 警察内部には 「退職日の一日だけで 一階級特進し 即日・退職」という 「デタラメ昇進」 「デタラメ昇任」をさせているのです

 

これを 県警内部では 「名誉昇任」として 堂々と認めているのです

 

例えば 巡査という 最下位の階級で 退職を迎えた人でも

  「発令 群馬県巡査部長に昇任させる 辞職を承認する」

とか 警部補という階級の人が 死亡して退職になる場合でも

  「発令 群馬県警部に昇任させる 死亡」

とかと 何らかの理由を付けて 「一階級特進」させて 給料も上げて退職金や 年金にまで 厚遇しているのです

 









死んでも 警部に一階級特進 

ここで警察の階級を紹介すると

    最下位が   巡査

    次が     巡査部長

    その次が   警部補

   以下同じで    警部

           警視

           警視正

そのあとにあるのが   ⑦ 警視長

    警視監       

 東京都警察のトップである ⑨警視総監

という9階級になっていますが

普通に警察に就職して 昇れるのは ①~⑤までが 精一杯で ⑥警視正、が「稀中の稀」といえます

ですから群馬県警察に採用されて上がれる階級は 「稀中の稀の 警視正」までなのです

 

ところが 新聞紙上では 「⑥警視正」の上の 「⑦警視長(元がついて「元警視長)」が存在するのです

 

この様に 新聞紙面で報道されている 「元???」とかというのは 現職当時は その下の階級で 勤務していたということになります

 

それを 「元???」とかと 名誉昇任で 「一階級特進」させた 「デタラメ階級」を堂々と報道させているのです

 

私が思うのは 「このように 紙面で紹介される人物本人が 『自分は その下の階級だったのに とても恥ずかしい』と感じているのではないか」と恥ずかしさを 覚えることです

 

 紙面に紹介されている ご本人様に代わって 読者に対して お断りをしたいほどの お気持ちなのではないかと 思って 心が痛みます

 

いかがでしょうか? 紙面で紹介されている皆様~~

 

ここで もう一点紹介しますが ①(巡査)と②(巡査部長)の間とされている 「巡査長」というのは 正式の階級ではなく 「おまけ」のようなものです

「巡査長」などと 呼ばれても 警察内部では 全く嬉しくはありません 

「おまけ」ですから・・・ ご参考までに・・・

 

ちなみに ここで写真で紹介した 「佐藤隆夫さん(吉岡町下野田 にお住まいとか)」という 「元警視長」の方は 現職当時 「警視正」にしかならなかった お方です

 

新聞紙面は そのようにご覧いただくことを お勧めいたします。


<以下2016/4/14追記>
ところが2016年度の 
「危険業務従事者叙勲受章者」の中に 警察署長までした群馬県警の「警視」で この「名誉昇任・一日特進」を受けていない 「元警察官・元警視」がいた・・

私は 新聞の印刷ミスではないかと 目を疑ったが 複数の紙面がそうなっているので 間違いではないようだ。
そうか そういえば 現職当時 「酒にだらしがない」とかの風評があったが 何が原因で 「名誉昇任」が受けられなかったのか その真実を 本人に聞いてみたい・・

ご本人様 どうしたら名誉昇任を受けないで退職できるのか 教えてください・・