私は 群馬県の高崎市に住んでいます

 

12月に入って 高崎市役所 周辺の街路樹や 意味のない 歩道橋 にイルミネーションなる きらびやかな光が まぶしい

 

自動車を運転していても 距離感覚を 見誤るほどだ

 

「平成の大合併」の名のもとに 周辺の広域地区町村を吸収し 「大きくなった高崎市」をアピールしたいのは 合併前からの 高崎市役所公務員(公選で選ばれた筈の市長職を巻き込んだ)だけではないかとつくづく思えてならない

 

私が生まれた「群馬郡 倉渕村」も 高崎市に合併されて 「高崎市 倉渕町」と名目だけは 「高崎市」になっている

 

しかし、 年末の 華やかな 「イルミネーション」には 全く無関係で 夜間は 真っ暗で 外を歩くのにも 危険で 苦労をしているの現状だ

 

同じ税金を徴収されて 「僻地(へきち)」に住んでいる人には 何にも 恩恵もない

 

 

さて そんな中で 群馬県では 大きな税金 「380億円」を使う予定で 高崎駅に近い 「旧・高崎競馬場 跡地」に 「集客(コンベンション)施設」を作る方向で 群馬県政のかじ取りが進んでいることは 周知

 

ところが この程 開催された 「市長会」なる集まりで この「コンベンション(集客)施設」建設に 「ノー」と突き付けた市長が二人いたそうだ

 

一方 候補地のある 「高崎市」の富岡賢治という市長は 『計画を積極的に推進すべき』という意見だった  と 本日(2015年12月17日・木曜日)の 東京新聞・群馬版 が 報じている

 

大変貴重な記事だと 認識したので 全文を 転記させていただくとともに 記事を写真で紹介したい

 
箱もの政治に反対 

≪以下記事転記≫

太田・みどり市長懸念

高崎の県コンベンション施設計画

採算性など

県予算への要望書 市長会が項目外す

 

太田市の清水聖義市長と みどり市の石原条市長らが十六日、県庁で記者会見し、県が高崎市の高崎競馬場跡地で計画しているコンベンション(集客)施設に対し、いずれも採算性などの面から懸念を表明した。 県内の現職市長が二人そろって県の重要施設に疑義を示すのは異例だ。清水市長が会長、石原市長が監事を務める県市長会が同日、大沢正明知事に提出した県の来年度予算編成などに関する要望書では過去年連続で盛り込んでいた計画の推進を求める項目を初めて外した。(菅原洋)

 

会見は市長会として開いたが、清水、石原両市長は役員としてではなく、それぞれの市長として発言した。

 

清水市長によると、十二市長で構成する市長会で、計画を積極的に推進すべきという意見は地元・高崎市の富岡賢治市長以外は見当たらなかった。このため、市長会として計画に賛成していると誤解されないようにと今回は除外したという。

清水市長は「太田市や周辺のいくつかの企業に聞いたが、どこも施設を使う予定がなかった。県は施設の波及効果を期待しているが、全く効果があるとは思わず、どこに計画な根拠があるのか」と指摘した。その上で「県民に恩恵があるのなら計画に賛成で、県民が施設を使うのなら、赤字になっても仕方がない。しかし、企業の見本市など県外も含めた利用に期待する計画はリスクがすごく高い。それで赤字になった場合、誰が責任をとるのか」と強調した。

 

清水市長は千葉県臨海部の大型集客施設「幕張メッセ」(千葉市)について実際に訪れたとし、高崎市より大幅に立地条件が優れていても、稼働状態は悪いとも指摘。メッセによると、展示場の稼働率は二〇一三年度は約四割にとどまった。

会見で、石原市長も清水市長の見解に賛意を示し「きちんとした波及効果があるのなら賛成だが、ちょっと難しいと思う。(東京五輪を控え建設費の高騰が見込まれ)県の施設は費用が二、三割は予想より上昇するのではないか。これから自分なりに計画を検証したい」と述べた。

 

県は一二年五月に施設を整備する方針を決定。県市長会は一三年度予算編成などに向けた要望書から連続して推進を求めていた。

 

計画は一万平方メートルの展示場を先行整備し、二万平方メートルに拡大するのが目標。展示場の設計費は一万平方メートルで約二百八十億円、二万平方メートルで最大約三百八十億円を見込む。十七年度に着工し、二〇年度の開業を目指している。

≪記事の転記終わり≫

 

富岡賢治・高崎市長だけが賛成しているようだ。

吸収合併された旧郡部の納税者には何ら恩恵はないだろう。「百姓は(定額の)税金だけ納めて黙っていろ」と見えてならない。

 

この記事を評価しておきながら 記者に一言苦言も表したい。それは、記事中に「県は」という表現が出てくるが これはどういう意味を示しているのだろうか? 「(大沢正明)県知事は」とか「群馬県庁の役人共は」とかと書くべきではないだろうか・・・

 

それにしても 黙ってはいられない この「箱もの政治」

 

 清水聖義・太田市長、石原条・みどり市長が発言したとされる この記事が 「税金の無駄使い政治に反対 箱もの政治に反対」の県民の声に対する単なる 「ガス抜きのパフォーマンスで終わらせないこと」を期待したい。