教職員は駐車場使用代を支払ったらどうだ・・・  馬庭小学校(3)

高崎市 給食費無料化 大河原宗平 検索(12

出てきた 出てきた。有った 有った。高崎市役所に対して 公文書の情報公開請求をしてあった 「馬庭小学校駐車場用地の賃貸契約書」。  

連綿と続く 馬庭小学校職員駐車場代金を市民が肩代わり。

その総額は 「1213万8750円」という大金。

教職員は駐車場使用代を支払ったらどうだ・・・  馬庭小学校(2)

高崎市 給食費無料化 大河原宗平 検索(10

と関連して お読みください。

 DSCF0707 馬庭小学校駐車場 1

まだ 吉井町が高崎市と合併していなかった 平成7年4月1日から効力を発するものだ。

これに先立ち 合併前の平成6年11月1日 吉井町役場では

馬庭小学校及び真庭幼稚園で職員駐車場が不足しているため、小学校北側の農地を

職員駐車場として借り上げるため契約の交渉を年度内に行い平成7年度より賃貸契約してよろしいか伺います。」

という「土地賃貸交渉及び契約(伺い)」と題した「回議用紙」が有った。

 

内容は

  「1 土地所有者:■■■■」(個人が特定できるため真っ黒(■)だそうだ)

  2 賃貸予定地:馬庭 字 下山 1030~1

  3 面   積:645㎡

  4 地   目: 田

  5 年間賃借料:    500円/㎡~1,000円/㎡

322,500円/年~545,000円/年

  6 参   考

           馬庭町営住宅賃貸料(買収済) 669円/㎡

           建設課資材置き場賃貸料    500円/㎡

           役場庁舎賃貸料        750円/㎡

           海洋クラブ賃貸料       792円/㎡

           矢田インター付近       864円/㎡

           福祉センター駐車場     1000円/㎡

 

という内容の「回議用紙」だ。

馬庭小学校職員駐車場の賃貸料を決めるのに町内の土地賃借料を参考にしたものだろう。

よって 平成7年4月1日からこの先5年間 1年間辺り48万3750円の(向こう5年間の合計は241万8750円となる)契約を結んだという書類だ。前記のとおり土地の面積は「645㎡(200坪足らず)」、地目は「農地の田」というものだ。

この時点で駐車場用地としておきながら 地目を「田」と誤魔化している。

この契約は連綿と続き今も有効で現契約は 平成32年3月31日までとなっている。

 ただ 平成12年4月1日締結の契約書では「地積の変更に伴い」として「645㎡ ➡648㎡」に面積を増やしている。よって契約料も「483,750円 ➡ 486,000円」とこちらも増額されている。お金を上げること、税金を安くしてやる工作には抜け目はない。

 

ではこの当初(平成7年4月1日付け)の「賃貸契約書」丸写ししてみましょう。

その後も現在まで内容はそうは変わっていないので・・・

 DSCF0705 馬庭小学校駐車場 2

「土地賃貸借契約書」

賃借人吉井町(以下「甲」という。)とし、賃貸人(以下「乙」という。)として、甲乙間

において、次のとおり土地賃貸借契約を締結する。

第1条(賃貸借物件)乙は次に掲げる土地(以下「本件土地」という。)を平成7年4月1日より甲に賃貸し、甲はこれを賃借するものとする。

  1.  所在地  吉井町大字馬庭字下山 壱〇参〇番地 壱

  2.  地 目  田

  3.  地 積  六四五㎡

 

第2条(使用目的)甲は本件土地を馬庭小学校駐車場として使用するものとし、建造物は一切造らないこと。又、舗設はしないこと。

 

第3条(賃貸借期間)本件土地の賃貸借期間は、この契約の締結の日から5年間とする。ただし、契約期間が満了する2カ月前までに甲又は乙から特別の意思表示がないときは、本契約はなお継続するものとする。

 

第4条(賃貸料の額)本件土地の賃貸料は年額、金483,750円(1平方メートル当たり750円)とし,甲はその支払いを毎年12月25日までに支払うものとする。

 

第5条(賃貸料の改定)経済情勢や物価の変動等により賃貸料を変更しようとするときは、甲乙協議し決定するものとする。

 

第6条(疑義の決定)この契約に関し、疑義のあるとき又は、この契約に定めのない事項については、甲乙協議して定めるものとする。

 

以上契約の締結を証するため本契約書2通を作成し記名捺印の上各自1通を保有する。

 

平成7年4月1日

 

甲 田野郡吉井町大字吉井371番地

                         吉井町長 武藤恒正 公印

乙 ■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■

 

 と こんなものだ。<以上 丸写し終了>

 

そこで 情報公開された書面から 税金から一体いくらのお金が土地所有者(公開されなかったが「乙」と称する方)に支払われているのか計算してみた。次の結果だ。

 

平成7年4月1日~平成12年3月31日までの5年間

    (1年 48万3750円の5倍 = 241万8750円)

平成12年4月1日~平成17年3月31日までの5年間

      (1年 48万6000円の5倍 = 243万000円)

以下同じで

平成17年4月1日~平成22年3月31日までの5年間

      (1年 48万6000円の5倍 = 243万000円)

平成22年4月1日~平成27年3月31日までの5年間

      (1年 48万6000円の5倍 = 243万000円)

平成27年4月1日~平成32年3月31日までの5年間

      (1年 48万6000円の5倍 = 243万000円)

と 年間 48万6000円が20年間続く。

20年間の合計は972万000円となる。

これに最初の5年間を加えると 「1213万8750円」となる。

 

なお最終契約の「平成32年3月31日が未だに来ていないことはお断わりしておきます。

 

まとめると 平成7年4月1日契約から現契約期間満了日(平成32年3月31日)までに「1213万8750円」という大金が 馬庭小学校(現・校長 古澤浩明氏)の職員が使用する駐車のために市民の税金から支払われることになる。

これでは納税者の一般市民はたまったものではない(だろうと勘繰る)。5年に1回判子を押すだけでガッポガッポと現金が懐に入る地権者(乙)だけは喜ぶのだろうが・・・

<ご参考まで>

高崎市の「給食費を無料にする会(代表 大河原宗平)」のメールアドレスが決まりました。

お知らせいたします。

 muryouka_takasaki@yahoo.co.jp               

です。よろしくお願いします。