「ポイント還元」などの「甘言」に騙されるな から 個人情報の流失まで

 

やたらとうるさい ポイントカードをお持ちですか?

買い物をするとレジで「ポイントカードをお持ちですか?」とよく聞かれる。

「有りません」と応えると どこの店でも決まって「失礼いたしました」とマニュアル通りと思われる返答をする。

 

パートのレジ職員に いつ教え込むのか疑問を持っていた。

それはレジで接客する以上は 基本的マナーを身に着けるのは当然だと思うが そこの店でも同じ対応だ。

 

客に対するお辞儀ひとつとっても へその前で手を合わせて一礼する仕草がどこの店でも共通している。

 

警察が主導する各方面での礼式

警察の礼式が 消防学校でも採用され 警備会社まで 「警察式の礼式」が採用されている。

 

警察学校というのが従来からあって その後 昭和の時代に「消防学校」というのができた。

消防学校の校長や副校長に 警察OBが天下って就任していた事実を見ても 「警察礼式」がそのまま押し付けられたことは想像に外れていないと思う。

 

市町村から委嘱されている「交通指導隊」の礼式まで 「警察方式」だ。

これ(交通指導隊)には 私・大河原宗平も桐生警察署勤務当時に 指導に行った経験から「間違いなく警察式が取り入れられている」と言い切れる。

 

さて「ポイント還元という甘言」に話を戻そう。

数年前 ある薬局で 三枚刃の髭剃りの替刃を買った。髭剃りの替刃は金額が高い。「ポイントカードをお持ちですか? 沢山ポイントが付きますよ」との店員の勧めで その時ポイントカードを作った。

それから1カ月も経たないうちに 「今度は5枚刃が出た」と試供品を送ってきた。

 

「もお あの時書いた 個人情報が使われたのか」ととても気持ちが悪かった。

それ以来 その店では「替刃は買わない」ことにしている。

このように 「ポイントカード」や「キャッシュレスカード」は使った足跡が残される。

 

いつ どこで 何を いくら で買った。

 

これを繋ぎ合わせると その人の行動が「点から線」に浮き彫りにされる。

 

「スマホの位置情報は50日間呼び戻される」などが 報道で明らかになってきている。

「50日間残る記録は 永遠に残される」と言っても過言ではないだろう。

 

消されることのない前科や格付け

警察内部では「死んでも 前科や 格付けされた個人情報は消されない」。こんな話がある。

そう言い切れるのはこんな事実があるからだ。

 

私が昭和57年(1982年?)に前橋警察署の鑑識係長をしていた当時に 群馬県警本部の鑑識課で前歴者の指紋データを管理していた担当者から「死んでも前科者のデータは消さない。その子孫や身内がまた犯罪者になる可能性が高いからだ。」直接聞いた言葉だ。

それを「遺伝子とかDNAとかいう」のだろう。

 

また 私が昭和58年から昭和62年(1982年~1986年?)まで群馬県警本部の警備第二課という部署に勤務した当時 廊下を挟んだ隣の部屋は 警備第一課だった。そこには「資料係」というのがあって「左翼 右翼 共産党 労働組合 その他政治的格付け」の資料を保管しているところがあった。

そこの担当者からも「死んでも 格付けされた個人情報は消されない」。と聞いていた。堀口とかいう担当者だった。

 

少年補導票や自転車警告書を取られるな

だから少年に言いたい。自転車の二人乗りや たばこの所持 で警察に住所・氏名を聞かれることのないようにしてもらいたい。

警察が書いている「少年補導票」や「自転車警告書」の個人データが警察内部の データベースに永遠に残されてしまうからだ。

将来 警察官になりたい。有名な企業に勤めたい。国家公務員になりたい。

などの 希望があっても 警察では内部でデータで過去に(悪いことや交通違反で)警察の世話になったことが無いか?などを調べられてしまう。

「有名な企業に勤めたい 国家公務員になりたい」でも同様だ。

警察OBの天下りを企業が使うメリットは「新職員の採用時などに 警察が持っている「前科・前歴情報」を内緒で照合してもらうためだ。

 

それ以外に警察OBを使うメリットはないだろう。国家公務員や地方公務員試験でもそうだ。

例えば 「警察官試験を受けたい」という人が願書を出すのは「都道府県の人事委員会」だ。

ところが 現実には 採用事務は警察内部で行っている。都道府県人事委員会は名前を使われているだけで 採用事務は 警察に丸投げです。

これで都道府県警察は 都道府県人事委員会に貸しを作ったことになる。

 

そんな繋がりから 都道府県職員の採用試験でも警察の内部データが流用される。

危ない話だ。

だから 中学生や高校生少年たちよ 警察に呼び止められるような仕草をしないでください。そうでなくても 登下校中には意味もなく 自転車を止められて「盗難自転車ではないか」と疑いをもたれるのだから。

 

何故 カードで現金ポイントが還元されるのか

何も買わなくても 来店するだけでもポイント(何円かの現金分)がつく。

こんなお得な制度で お店は儲かるのだろうか? 心配になる。

ところが最近の報道で「ポイントを作る際の個人情報や買い物履歴が 売られている」との報道がある。

 

そうか・・ 個人にポイント(何円かの現金分)を与えても それ以上に高額で 個人情報が売買されているのか・・・

 

捜査関係事項照会書で捜査当局へも流れる

また 裁判所の差押令状を取らなくても 警察内部で使っている「捜査関係事項照会書」という 単なる「照会書」で個人情報を保管している企業やカード管理会社から捜査当局「警察や検察」に安易に流れている事実だ。警察は企業などへは お金は払わない。だが「警察」という看板を恐れる企業やカード会員は個人情報を出してしまうのですね。

 

軽自動車の登録情報を自動車メーカーが共有?

先日 軽自動車を解体で完全に抹消登録した人がいる。それまで自動車メーカーで点検や整備をしていたそうだ。「少々高額になるが 自動車メーカーなら安全が保てる」と思ってのことだそうだ。

 

整備の予約を入れるのに電話をすると メーカー側から「自動車のナンバーが分かりますか」と聞かれる。4ケタの数字のみ伝えると 「ああ この 誰々様ですね」と帰ってくるので 「そうです」といって 整備の予約を入れるのだそうです。

 

ところが その軽自動車を廃車にして 車を入れ替えたそうだ。

今度も入れ替えた軽自動車を点検してもらうべく いつもどおりに電話で予約を入れようと思ったそうだ。

 

注文側は 自動車が変わっているが 電話本人の個人を分かってもらいたく 廃車にした軽自動車のナンバーを伝えたそうだ。

 

そこで驚いた。「そのナンバーのご登録がありませんが・・・」との返答だったそうだ。

 

その方は直観した。「軽自動車の登録情報が 自動車整備メーカーと繋がっている」と。

 

その旨 電話の相手である自動車メーカーの方に問いただすと 曖昧な答えだったそうだ。

 

現実に 予約した点検の時間が来て 自動車メーカーを訪問。

応対した担当者に「軽自動車の登録情報が この店と繋がっていますね」と問いただした。

配車した軽自動車のデータが消されているので「そうなっていると思います」と担当者はお認めになったそうだ。個人情報の保護など全くあったものではない

 

昨今 政府機関の統計数字のデタラメも問題になっている

今の時期 警察内部でも「数字の調整をしている」だろう。

一例を上げれば「交通事故の統計」である。

 

交通事故の発生件数そのものは いじっていない気がしますが 「交通事故の原因別」を操作するのです。

 

左右の安全確認で交通事故が発生しても その場に一時停止標識「止まれ」があったから その事故の原因は「一時停止違反だ」と変更させられる。

 

また 急ブレーキでも止まれなかったのでぶつかった事故 でも 規制速度の範囲内であるのに「適正速度でなかったから 速度オーバーが原因だ」と事故原因の変更をするのです。

 https://www.youtube.com/watch?v=3L4YPYb81wk

その目的は デタラメなスピード違反や一時停止・信号無視などの「隠れ取り締まり」を正当化する為だ。

終わり