裁判の政治利用は 巧みだ

 

もうちょっと時間が経ってしまったが 「ハンセン病患者の隔離政策によって 家族も差別を受けた」とされる「国に損害賠償を求めた訴訟」で いかにも 「安倍政権が国の責任を認めて 謝罪し 賠償を補償した」ような報道があり 今でも 時々話題に乗るが 果たして この報道を国民はどう見ているのだろうか? 不安を覚える。

 

多くの報道は 「国が賠償を認めた」と印象付けられる報道が目立つ。

 

しかし 本質は違うだろう~

安倍が選挙を有利に戦うために 「裁判を選挙に利用しただけ」だろう。

 

その理由は 裁判の争いで 「判決」まで持ち越したということは 原告・被告双方の主張が食い違っていたから「判決」まで行ったのだろう。

もっと言えば(訴状や答弁書を持っていないので明言はできないが) 原告の請求に対して 被告・国は「争う」として 裁判を長引かせていたことは確かだろう。

 

そこへ持って来て 「判決で国が負けた」 「間もなく参議院選挙が迫っていた」という背景を「国民を大切にするようなふり」をして 「判決」を巧みに使ったの 安倍自民党だ。

 

それに報道が追従して 裁判で争っていた道中の「主張の対立」を無視して 「国が請求を受け入れた」ような報道合戦をしたのがこの国の報道だ。

 

この記事は 報道批判をする記事に 報道記事を引用するのは 気が引けるが 私・大河原宗平の主張を後世に残すためにも 誠に申し訳ないが 損得の無い「日経新聞」記事をお借りして 記録に残すことにした。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47118230Z00C19A7000000/