8572万円を補填した広島県警関係者の怒り(国民一律10万円支給で)

 

 

2020年4月21日 広島県知事湯崎英彦氏は 新型コロナウイルス対策に伴う 国の国民一律10万円給付策をめぐって「県職員が受け取る分は寄付してもらい 県の対策の財源に活用したい」(趣旨)の発言をした(との報道)。

 

これに対し「県職員の財産に手を突っ込む行為だ。(事湯崎英彦)知事の行為は乱暴だ」等の県職員らの反論を受け 翌日である本日(2020年4月22日) 前日の発言を事実上撤回した。

 https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20200422/4000007448.html

この県職員たる県庁職員の行動は 任命権者である県知事の意向を覆させた。

 

一方 この県職員の勇気と県知事の決断に 指をくわえて 面と向かって任命権者である県警本部長に 声を上げられず 陰に回ってヒソヒソ話で不満を言い合っているのが 同じ県職員たる身分を有する「広島県警の下級警察官たち」だそうだ。

 

その訳とは・・・

冒頭の「8572万円」という文字をご覧いただけば 一目瞭然。

説明の要を持たない 広島県警・広島中央警察署から消えた 証拠品である現金8572万円の補填作業。

報道によれば広島県警のOBや現職警察官らから集めた現金で弁償した。という事実だ。

 

現職の警察官や職員は「俺らには返済の責任はない」と 陰口で「無言の抵抗」をするものが少なくないと耳にする。

 

しかし この程の「県知事の意向を覆させた」県庁職員のような訳にはいかないのが 階級社会である「警察組織」だ。

 

聞くところによると「下級職員は現金補填に反対しているので 現金集めは難しい。職員の積立金である互助会費から 密かに支出されたらしい」とのこと。

 

このように「同じ広島県職員」たる身分は同じであるが 「県庁職員」と「県警職員」との大きな格差に 多くの広島県警職員は 「新型コロナウイルス 国民一律10万円支給問題」で 改めて階級が口封じをする警察社会に不満を思い出したようである。結

 

 警察正常化協議会

追伸

新型コロナウイルスの予防対策に伴い 公明の発案に自民が屈した「全国民 一律10万円支給」が良いか 悪いか 私は「全く理由がない」と反対したい。が、目の前にぶら下げられた10万円札に自分の名前が付してあるのに みすみす 持っていかれる道理もない。

少ない年金生活者となった今 年金天引きで持っていかれ放題の各種税金に待ったはかけられない。どんどん天引きだ。

それならば ぶら下げられた「10万円札」は受け取るほかはない。複雑な気分だ。